来季、「マルシャ」の名称で参戦する現ヴァージンのボス、ジョン・ブースは、パット・シモンズが主導する2012年のマシン製作が順調に進んでいると明らかにした。

 ヴァージンは今季、マクラーレンと風洞およびシミュレーター設備等の使用を含む技術提携を結び、チームも経験豊富なエンジニアのパット・シモンズをコンサルタントにつけるなど、将来に向けてのチーム強化を進めている。

 6日にフランスのパリで記者会見に臨んだチームボスのブースは、シモンズの関与やマクラーレンとの提携が2012年のパフォーマンスアップに期待を持たせるカギになっていると述べた。
「当然ながら我々の目標は、グリッドをさらに上へと押し上げることだ」とブース。
「チームの運営サイドがはるかに信頼できるものになり、今年期待していたことの一部は果たせたと思う」

「そのエリアでは多くのものを改善してきた。ただ、望んでいたほどグリッドの向上につながらなかったのは確かだ。したがって2012年はよりチャレンジになる」

 ブースは、2012年のマシンがシモンズの主導のもとで順調に進められていると自信を見せる。
「新車は最初のパーツが揃いつつある。デザインはパット・シモンズによって進められており、他のエリアはマクラーレンと協力している。とても自信がある」

 ブースは、チームがこれまでのオールCFDによる開発プロセスをもはやとっておらず、すでに新車がマクラーレンの風洞で2度の作業を行っていると述べている。

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