ウイリアムズとのタイトルスポンサー契約がウワサされているマルティーニだが、ウイリアムズの他にフェラーリやマクラーレンとも交渉していたことが分かった。
イタリアのアルコール飲料ブランドであるマルティーニは、今シーズンからウイリアムズのタイトルスポンサーとして本格的なF1復帰を果たすと報じられている。
両者の関係は数ヶ月前からウワサされていたものだが、先日、F1の公式グッズを扱うウェブサイトに“マルティーニ・ストライプ”の描かれたウイリアムズのチームTシャツが掲載されたことで、一気に現実味を帯びることになった。
このTシャツ画像は、すでに他チームのものに差替えられているが、英AUTOSPORTは、マルティーニがウイリアムズのマシンを完全にリブランディングすることで合意したと報じている。
古くからマルティーニ・レーシングとしてモータースポーツ界で積極的なブランド展開を行ってきたマルティーニは、2006年(〜08年)にフェラーリとスポンサー契約を結び、ひさびさにF1の世界に舞い戻ったが、当時のロゴは跳ね馬のマシンに小さく掲げられる程度だった。
マルティーニは、今回もフェラーリやマクラーレンといった複数の主要チームと交渉していたが、最終的には“ウイリアムズ・マルティーニ・レーシング”としてイギリスの名門チームをタイトルスポンサーという形で支援することが、ブランドにとって一番魅力的な機会になると判断したようだ。
気になるウイリアムズFW36のカラーリングは、チームのスポンサーラインナップが確定するまで決まらないという。チームは先週、アメリカの保険大手ジェンワースとの契約を発表したばかりだが、ブラジルの国営石油大手ペトロブラスとの契約も間もなく発表される見込みとなっている。