三菱自動車は、電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』のプロトタイプカーで、2012年のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦することを発表した。ドライバーには2度のダカールラリー優勝経験をもつ増岡浩を起用する。

 パイクスピーク・ヒルクライムは、ロッキー山脈にあるパイクスピーク山で、標高約4300mの頂上まで、標高差1500mを一気に駆け上がるイベント。1916年から続く歴史あるヒルクライムで、マシンにはスタート/ゴール地点で条件の大きく異なる気圧、気温、天候など、あらゆる条件に対応できる性能とセッティングが求められる。近年ではスズキを駆る田嶋伸博が圧倒的な強さをみせており、11年には10分の壁を破り、6連覇を飾ってみせた。

 ミツビシはこの伝統のパイクスピークに、量産車としてもお馴染みの電気自動車、i-MiEVのプロトタイプで参戦することを決定。このマシンには、同車で採用されているEVコンポーネントが使用され、レースで得られた結果は、同社が今後市販化する予定の電動車両(EV/PHEV)へフィードバックされるという。

 また、現地には同社の開発部門に加えて、バッテリーやモーターなどのEVコンポーネント製造会社のエンジニアも派遣。人材交流や技術の継承、ノウハウの伝授などで電動車両開発を一層強化していく考えだ。公開されたイラストは、パイクス出場車らしくシングルシーターだが、グリルやコクピット周辺など、i-MiEVの印象を取り入れている。

 注目のドライバーには、21回のダカール・ラリー出場経験を持ち、ミツビシの顔として2002年と03年にで総合2連覇を達成した増岡浩を起用。かつてダカールを席捲したミツビシ&増岡のコンビの活躍はもちろん、近年モータースポーツから遠ざかっていたミツビシの挑戦に今から注目が集まる。

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