メルセデスは、ポール・ディ・レスタの来季の活動プランが決定するのを待って、DTMの体制を決めようとしている。今季DTMチャンピオンのディ・レスタは、来季フォース・インディアからF1デビューを果たすことを目指している。

 ディ・レスタは今年フォース・インディアから何度か金曜フリー走行に出走した。DTMタイトル獲得という目的を達成した彼は、来年同チームのレースドライバーに昇格するため、交渉を行っている。今年のレギュラードライバーであるエイドリアン・スーティルとビタントニオ・リウッツィは、共に来季残留を主張しているが、チームはまだ正式発表を行っておらず、ディ・レスタとニコ・ヒュルケンベルグを候補として検討しているといわれている。

 チャンピオンのディ・レスタがF1にスイッチした場合、今季2008年型マシンで参戦し、ランキング6位だったジェイミー・グリーンがHWAチーム入りするとの推測も出ている。
「我々はポールが来年F1に行けるよう彼をサポートしている」とメルセデス・ベンツ・モータースポーツ・バイスプレジデントのノルベスト・ハウグが英AUTOSPORTにコメントした。
「もし彼がF1に行けば、DTMには変化が起こるだろう。ジェイミーは非常に経験あるドライバーであり、昔から我々のところで走っている。どうなるか様子を見よう」

 一方、ハウグは、デイビッド・クルサードを来季DTMの最新型マシンに乗せることは検討していないと認めた。
 クルサードは2010年にメルセデスからDTMに初参戦、両者ともが来年に向けて契約を延長したいとの意向を明らかにしている。しかしクルサードは、他のドライバーを差し置いて最新モデルのマシンに自分が乗ることは考えていないと以前から述べている。

 ハウグも、クルサードとの交渉の中で彼の“昇格”は議題に上っていないと認めた。
「私はデイビッドが続けてくれることを望んでおり、現在交渉を行っている」とハウグ。
「彼は素晴らしい仕事をしたと考えている。デビューイヤーでポイントを獲得し、最終戦ではファステストラップを記録した。これは非常に印象深い結果だ」
「2008年および2009年のマシンは今バランスがとてもよくとれているので、(昇格は)検討していない。型落ちのマシンでも自分の力を十分発揮できる。デイビッドは今年もっといい結果が出せた可能性もあったが、彼は学習中の段階だった」

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