マクラーレンの元テクニカルディレクター、パディ・ロウが、来月3日からメルセデスAMGに合流することが明らかになった。
20日、メルセデスは、ロウが来月3日からメルセデスの正式メンバーの一員となり、主に技術部門を統括するエグゼクティブディレクターとしてチームに加わる就任すると発表した。
これによりロウは、チーム代表のロス・ブラウンや商業部門を統括するエグゼクティブディレクターのトト・ウォルフとともにチームのマネジメント陣を形成。またメルセデスは、代表のブラウンが、テクニカルおよびスポーティング面における全体の責任者を今後も務めることを合わせて発表している。
ロウを巡っては、今年2月にマクラーレンが契約満了を迎える今シーズン末で彼がチームを離脱すると発表し、新たなテクニカルディレクターにティム・ゴスを指名。ロウのメルセデス移籍は確実な状況となっていたが、彼は“ガーデニング休暇”によってメルセデスへの移籍を完全に果たせていなかった。
しかし今回は、2チーム間の協議によってマクラーレンがロウの契約を早期に解除することで合意、今日の発表に至ったとされている。
これまで、ロウの役職は、現在チームプリンシパルを務めるブラウンの去就によって決まるとされていたが、ブラウンはひとまず現在の地位に留まることになった。