メルセデスAMGは14日、テクニカルディレクターのボブ・ベルが今シーズン限りでチームを離れることを明らかにした。
メルセデス加入前は、ルノーのテクニカルディレクターとして、2005年と06年のフェルナンド・アロンソによるダブルタイトル獲得に大きな貢献を果たしたベル。彼はその後、ルノーのチーム代表を経て、2011年にメルセデスに加わりテクニカルディレクターとして働いてきたが、昨年12月にはすでにそのポジションから退いている。
メルセデスが発表した声明によれば、彼は“会社外の新しい挑戦”を追い求めるために、今年11月にブラックレーのファクトリーを後にするという。
チームは、ベルが務めてきたテクニカルディレクターのポジションに後任を置かず、技術エグゼクティブディレクターのパディ・ロウがベルの仕事を引き受けるとしている。
ベルは、1980年代にマクラーレンのエアロダイナミシストとしてF1キャリアをスタート。その後、ジョーダン、ベネトン、ルノーと渡り歩き、2008年には“クラッシュゲート”でチームを去ったフラビオ・ブリアトーレとパット・シモンズの穴を埋めるかたちでチーム代表に昇格した。