スペイン バルセロナでの2016年プレシーズンテスト2日目の23日、ニコ・ロズベルグがメルセデスW07の本格的なテストをスタートした。

 この日の天候は晴れでドライコンディション。ロズベルグは172周を走りこみ、1分24秒867のタイムで11人中4位となった。しかしこのタイムはミディアムタイヤで出したものであり、1位のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と2位ダニエル・リカルド(レッドブル)はウルトラソフト、3位のセルジオ・ペレス(フォース・インディア)はスーパーソフトでタイムを記録している。

 セットアップ評価、空力データ分析、レーシュシミュレーションを行ったロズベルグは次のように一日を振り返った。
「今日はF1マラソンをしたような一日だったよ! 今の時点ですでにこんなにたくさんの距離を走りこむことができるなんてすごいことだ。ひとつもトラブルが起きなかったというのも、本当に素晴らしい。ブラックレーとブリックスワースのファクトリーのスタッフたちが冬の間にしてくれた仕事に心から満足しているし誇りに思う」

「すでにマシンにとてもいい感触を持って楽に乗ることができている。すべてのエリアにおいて全員が努力しているのは、すごくポジティブなことだ。たとえば今日はフロアの新開発を持ち込んだ」
「ライバルたちは僕らを必死で追いかけている。だからこそ僕らはトップでい続けるために革新的でいなければならない」

 メルセデスはテスト2日目に新しいバージボードとフロアを持ち込んできた。初日にメルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは「独特な」「見たら驚くような」新たなパーツを導入する予定だと述べていた。

 これについてロズベルグはFormula1.comのインタビューにおいて、次のように話している。

「すごく斬新なデザインの、新しいフロアを導入した。かなりいい感じだよ。『革新的』と言っていいと思う。ライバルたちより一歩前にい続けるためには、新しいアイデアを誰よりも先に取り入れなければならない。ライバルはコピーするだろうけど、コピーは絶対にオリジナルにはかなわない。コピーするということは、そのソリューションに行きつくまでのプロセスを経験しないということだからね。だから僕らが有利になる」

 テスト3日目の24日は再びルイス・ハミルトンがステアリングを握る。

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