メルセデスがF1撤退に近づいているとの報道がなされているが、メルセデス側がこれを否定した。
ワークスチームとしてのF1参戦から3年目の今年、メルセデスは優勝を成し遂げたが、Sky Sportsによると、The Times紙が同チームはF1から撤退することになりそうだと伝えたということだ。
「メルセデスはF1撤退の危機に直面している。(F1の)株式上場が完了した時、F1をコントロールする新たな重役会におけるシートがメルセデスに与えられないからだ」とThe Times紙は伝えている。
「フェラーリも、グランプリレーシングに参入してから比較的日が浅いレッドブルも、F1のチーフエグゼクティブであるバーニー・エクレストンから重役会におけるシートを約束された」
「メルセデスの元パートナーであるマクラーレンにも席が与えられており、先月中国で現代F1での初優勝を記録したメルセデスのみが他から孤立させられている」
これに対し、メルセデス側はF1撤退の危機にあるという報道を否定した。スポークスマンはSky Sportsに対して次のように語っている。
「現在、商業権所有者と話し合いをしているところだ。そのため今はコメントできない状況であることをご理解いただきたい」
メルセデス・ベンツ・モータースポーツバイスプレジデントのノルベルト・ハウグはAuto Motor und Sportに対して「この報道には全く真実がない」とコメントしたと、motorsport.comが伝えている。