2014 パイクスピーク・ヒルクライム レースレポート
6.25 練習走行1日目 トップセクション
6月25日(水)、練習走行1日目の舞台であるトップセクションは、昨日の公式練習のゴール地点「デビルズプレイグラウンド」がスタートとなり、決勝レースでもゴールとなる山頂までのコースだ。標高3890mから4300mの山頂に向けて尾根づたいを走るため、標高差は400m程とそれほど大きくない一方で、非常にスピードが乗るために緻密なドライビングが要求される。また、今年は路面が荒れている部分も多く、サスペンションセッティングにもこれまで以上に気を使わなければならない。
午前5時30分に走行スタート。天候は快晴だが気温は低く、特に早朝の時点では路面温度が非常に低くなっているためタイヤは本来の性能を発揮していない状態だ。E-RUNNERパイクスピークスペシャルを駆るモンスター田嶋は、現在の状況とは異なる決勝の状況を頭の中で整理し、シミュレーションを行いながら走行を重ねた。
現時点では、最大のライバルである三菱自動車チームが好タイムを出しているが、タイヤウォーマー使用の有無など、いくつかの状況や練習走行に対する考え方の違いがあるため、あくまでも参考程度の数値と言えるだろう。チームでは、29日の決勝に照準を合わせセッティングを煮詰めて行く。
明日26日は、ボトムセクションを走る。予選を兼ねるため重要な一日となる。
【ドライバー モンスター田嶋コメント】
「今日はプラクティスデイ1、トップセクションの走行でした。非常に寒く、1本目の走行ではタイヤ温度が0度と、まるでスカンジナビアのウインターラリーのような寒くて冷たいロードコンディションでした。今日は色々なテストができましたので、これを活かして、この後のプラクティス、そしてレースデイに臨みたいと思います」
【プラクティス Day1 エレクトリック モディファイド Div. 結果】
Pos. No. Driver Car Run1 Run2 Run3 Run4
1 34 Greg Tracy MITSUBISHI 02:45.07 02:29.48 02:29.05 DNS
2 32 Hiroshi Masuoka MITSUBISHI 02:46.55 02:35.04 02:31.74 DNS
3 1 Nobuhiro Tajima TAJIMA 02:51.41 DNS 02:37.79 02:36.15
4 8 Ikuo Hanawa SUMMIT 03:10.51 03:03.07 03:02.60 DNS
5 360 Janis Horeliks TESLA 03:26.25 03:21.25 DNS DNS
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