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ラリー/WRCニュース

投稿日: 2014.06.26 00:00
更新日: 2018.02.17 01:01

モンスター田嶋、公式練習でシミュレーション重ねる


2014 パイクスピーク・ヒルクライム レースレポート
6.25 練習走行1日目 トップセクション

 6月25日(水)、練習走行1日目の舞台であるトップセクションは、昨日の公式練習のゴール地点「デビルズプレイグラウンド」がスタートとなり、決勝レースでもゴールとなる山頂までのコースだ。標高3890mから4300mの山頂に向けて尾根づたいを走るため、標高差は400m程とそれほど大きくない一方で、非常にスピードが乗るために緻密なドライビングが要求される。また、今年は路面が荒れている部分も多く、サスペンションセッティングにもこれまで以上に気を使わなければならない。

 午前5時30分に走行スタート。天候は快晴だが気温は低く、特に早朝の時点では路面温度が非常に低くなっているためタイヤは本来の性能を発揮していない状態だ。E-RUNNERパイクスピークスペシャルを駆るモンスター田嶋は、現在の状況とは異なる決勝の状況を頭の中で整理し、シミュレーションを行いながら走行を重ねた。

 現時点では、最大のライバルである三菱自動車チームが好タイムを出しているが、タイヤウォーマー使用の有無など、いくつかの状況や練習走行に対する考え方の違いがあるため、あくまでも参考程度の数値と言えるだろう。チームでは、29日の決勝に照準を合わせセッティングを煮詰めて行く。

 明日26日は、ボトムセクションを走る。予選を兼ねるため重要な一日となる。