2010年WRCに参戦するキミ・ライコネンが来季F1に復帰する気になった場合、チームの候補は現在3つあるといわれている。
ライコネンは来年もWRC活動を継続するのか、F1に復帰するのか、まだ決定を下していない。以前からルノーはライコネン起用を検討していると言われており、契約延長を決めたロバート・クビカもライコネン加入を歓迎すると語っている。当初はライコネン起用の可能性が最も高いといわれていたレッドブル・レーシングは、来年マーク・ウエーバーとセバスチャン・ベッテルのラインナップでいくことを正式に決定したが、ふたりのコントロールをうまくできずにここにきて揉め事が生じている。万一ウエーバーの起用を取りやめるようなことになった場合には、レッドブルがライコネンと契約する可能性が出てくる。
そして今回浮上した3つめのチームはメルセデスだ。メルセデス・ベンツ・モータースポーツ・バイスプレジデントのノルベルト・ハウグがライコネンの自宅を訪問したことからこのうわさがささやかれている。
フィンランドのイルタレヒティ紙は、ライコネンのスイスの自宅をハウグが訪れたと報じた。ハウグ自身もそれを認めたものの、この訪問の重要性を否定している。
「キミは友人なので連絡をとっている」とハウグはシルバーストンにおいてMTV3に対してコメントした。
「キミは(自分の将来について)自分で決めるだろう。私としては彼が戻ってきてくれるよう願っている。F1にとっていいことだからね」
メルセデスはミハエル・シューマッハーと3年契約を結んでいる。ライコネンのスポークスマン、リク・クバヤは、彼の状況は「以前と同じ」であるとコメントした。