2012年にF1へ復帰することが決まったキミ・ライコネンは、2年のブランクがあるが、F1も自分も、2009年と比べてほとんど変わっていないと述べた。

 ライコネンは、ロータスF1チーム(今季のロータス・ルノーGP)と2012年からの2年契約を結んだ。

 ライコネンと親しいセバスチャン・ベッテルは、2年の間にF1マシンはかなり変わっており、ライコネンが引退前のレベルに戻るのには時間がかかるだろうと述べたと伝えられている。しかしライコネン自身は、F1も自分自身も2年前とあまり変わっていないと述べている。

 F1から引退した2009年と復帰する来年ではF1はかなり変わっていると思うかと、チームのインタビューにおいて聞かれ、ライコネンは次のように答えた。
「2009年と来年を比べると、一番大きな違いはおそらくタイヤだろう。マシンはそれほど違わないと思う。DRSは新しいシステムではあるが、基本的には前にあったものに似ている。フロントウイングのためのボタンがなくなって、リヤウイングのためのボタンができたという感じだ。一番違うのはタイヤだろうと予想している」

 ライコネンは、自分自身に関しても、ふたつ歳をとったぐらいしか変化はなく、ラリーに挑戦したことを考えると長年過ごしたF1に戻るのは楽なはずだと述べた。
「2年間(F1から)離れていた。2009年最終戦を最後に、F1を走らせてもいないし、F1のコクピットに座ってすらいない。マシンに戻るのが楽しみだよ。当時と比べてふたつ歳をとったけれど、他には何も変わっていないと思う」
「過去2年ほどラリーを学び、挑戦することができて本当によかった。大変な時期もあったけれど、今年は去年よりも楽だった。それでもラリーは本当に難しいスポーツだ」
「戻るのが楽しみだ。F1では何年も過ごした経験があるから、少なくとも状況はよく分かっている。ラリーでは何が起こるのか全く分からなかった。NASCARにも行ったけれど、NASCARも状況が全く予想できなかった。そういったことを考えれば、(F1に)戻る方がずっと楽なはずだし、とても自然なことなんだ」

 F1復帰のため、ライコネンはすでにトレーニング法を変えたということだ。
「ラリーに出ていた時もずっとトレーニングを続けてきた。だがもちろんそれほど肉体的にきつくはない。ラリーでは週を通してマシンの中に座っていなければならない。F1の方が体力が必要で、(ラリーよりは競技の)時間は短い」
「1カ月前にF1用のトレーニングに戻る準備を始めた。一番問題なのは首だけど、まだ時間はたっぷりある」

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