【2013年10月18日イタリア/サンタアガタ・ボロネーゼ発】

アウトモビリ・ランボルギーニは、設立50周年を祝う新たなハイライトとして、スーパー・スポーツカーの歴史における非常に特別なモデルを発表します。

“Lamborghini Veneno Roadster”「ランボルギーニ・ヴェネーノ・ロードスター」(以下、「ヴェネーノ・ロードスター」)は、究極のデザインと息を呑むようなパフォーマンスを誇るオープンタイプのレーシング・プロトタイプです。2014年にわずか9台以下が生産され、価格330万ユーロ(税別)で販売される本モデルは、世界で最も特別な車の1つです。

「ヴェネーノ・ロードスター」は限界に挑む車であり、迫力に満ちたドライビング体験を約束します。この車にはルーフは存在せず、最適な安全性のための強靭なロールオーバー・バーのみを採用しています。また、最適な空力学および高速のコーナリングにおける安定性に焦点を当てたデザインが、レーシング・プロトタイプ同様のハンドリングを実現します。そしてもちろん、公道走行に対応する仕様となっています。

最大出力は552kW/750HPで、0-100km/h加速はわずか2.9秒、最高速は355km/hに達します。排気量6.5リッターの12気筒パワー・ユニットに加え、超高速シフトを誇るISR(インディペンデント・シフティング・ロッド)トランスミッションに、5種類の走行モードとフルタイム4WDを備えています。プッシュロッド・サスペンション、水平に配置されたスプリング、さらにショックアブソーバーを搭載したレーシングシャシーが特徴です。

本モデルは、公道においてもレーシング・プロトタイプの空力学的効率を再現しています。ひときわ優れた力学、最小限のドラッグで実現する最適なダウンフォース、そして高性能エンジンの完全冷却など、そのフォルムは細部に至るまで明確な機能性を追求しています。「ヴェネーノ・ロードスター」が紛れもないランボルギーニ車である所以は、サンタアガタ・ボロネーゼで生産されるスーパー・スポーツカーのデザイン哲学に忠実であることにあります。並外れたプロポーションと力強い矢印型のフロントエンド、非常にシャープなラインと精密なエクステリアの相互作用といった特徴が、その事実を物語っています。

デザインは、全てが完璧なエアフローとダウンフォースを目的として設計され、フロントエンドは大きな空力学的ウイングの機能を果たしています。車体から独立したデザインのリアフェンダー部分は、レーシングカーを参考に、エアフローを空力学的に最適化する構造になっています。また、スムーズなアンダーボディーは、スプリッターで分割された4本の大きなエキゾースト・パイプと一体化した堅牢なディフューザーへとつながっています。大きな開口部はエンジンルームを換気する役割を果たし、空気の流れをリアウィングへ誘導します。可動式リアウィングのデザインは、モータースポーツにおける経験値と、詳細な空力シミュレーションの賜物です。これによって、リアウィングとリアディフューザー相互作用を活かした最適なエアフローを実現します。

独自の合金ホイールのデザインもまた、空力学的な機能性を重視したものです。ホイールリム周辺のカーボンファイバーリングは、カーボンセラミックのブレーキディスクを冷却するために追加の空気を供給する、言わばタービンのような働きをしています。また、鮮やかなボディカラー「ロッソ・ヴェネーノ」は、「ヴェネーノ・ロードスター」のためだけに開発されました。なお外装はこの他の色からも、お客様のお好みに応じて自由にお選び頂けます。

「ヴェネーノ・ロードスター」は、CFRP(カーボンファイバー強化ポリマー)をベースにした軽量デザインにおけるアウトモビリ・ランボルギーニの優位性をこれまで以上に証明しています。CFRPを素材とするモノコックを基盤とし、エクステリアパーツもすべてCFRPにより製造されています。世界中の安全性および諸々の登録用件を満たしており、エアバッグからESPハンドリングシステムまで、安全確保のために必要なシステムをすべて備えています。

インテリア部分にもカーボンファイバーが随所に採用され、センタートンネルとサイドシルも、カーボンファイバーのモノコックです。2つの軽量バケットシートの素材は、ランボルギーニが特許を有する「Forged Composite」(フォージド・コンポジット)です。さらに、コックピット全体、シートおよびヘッドライナーには、織物素材のカーボンファイバー「CarbonSkin」を使用しています。カーボンファイバーによるマットは、ハイテクファブリックのようにあらゆる形状に完璧にフィットし、なおかつ軽量化にも貢献しています。

カーボンファイバーによるシステマティックな軽量化デザインは、見た目だけでなく、重量においても明らかです。乾燥重量はわずか1,490kgで、1.93kg/HPというパワーウェイトレシオを誇り、ドライバーの想像をはるかに超えるパフォーマンスを実現します。これは0-100km/hの加速が2.9秒という驚異的な数字をもってしても表現しきれるものではありません。力強いダウンフォースを可能にした空力設定にも関わらず、空気抵抗は並外れて低く、それが355km/hものトップスピードを実現しています。

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