2014年F1第7戦カナダGPのフリー走行2回目は、メルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。ケータハムの小林可夢偉は20番手で初日を終えている。

 現地時間14時(日本時間27時)からのフリー走行2回目はセッション開始前に若干の雨粒が見られたものの、すぐに日差しが強まり、その後は終始ドライコンディションのなか行われた。

 気温20度、路面温度28度で始まったFP2は、今セッションからの出走となった小林可夢偉がいきなり1〜2コーナーでスピン。またザウバーのエステバン・グティエレスも午前中にジュール・ビアンキがウォールにヒットした4コーナーでハーフスピンを喫するなど、序盤は各車ともジル・ビルヌーブ特有のグリップ不足に苦しむ姿が見られた。

 そのなか、タイムシートの上位では早々と1分16秒台を刻んだハミルトンとニコ・ロズベルグのメルセデス勢が1-2態勢を築き、FP1で首位につけたフェラーリのフェルナンド・アロンソが3番手、さらにもう一台の跳ね馬を駆るキミ・ライコネンが4番手につける展開となった。

 その後、セッションが中盤に入るとザウバーのエイドリアン・スーティルとマルシャのマックス・チルトンがいち早くスーパーソフトを投入し、その他のマシンも徐々にオプションタイヤへスイッチしていく。ここでもメルセデスの2台はハミルトン、ロズベルグの順でトップ2をキープ。さらに3、4番手にもウイリアムズの2台が続きメルセデスのパワーユニットを搭載するマシンが上位を占めるかたちとなった。

 しかし、少し遅れてスーパーソフトを履いたフェラーリ勢は、アロンソ、キミ・ライコネンの順で3番手タイムをマーク。2台はトップのハミルトンからコンマ5秒差ながら、パワーユニットの軽量化といったアップデートの効果を感じさせるパフォーマンスを見せた。

 セッション終盤になると、各車は主にスーパーソフトでロングランのプログラムを開始。メルセデスの2台は安定して1分20秒台を並べるものの、ペース的にはハミルトンが若干ロズベルグを上回るペースを披露した。
 フェラーリ勢は1分20秒台の後半から21秒台の間で推移。一方、FP1でわずか7周しか走れなかったウイリアムズのフェリペ・マッサはソフトタイヤで1分19秒台を並べる力強い走りを見せた。

 なおセッションはハミルトン、ロズベルグの1-2で終了。3番手は、終盤に入ってフェラーリ勢のタイムを上回ったレッドブルのセバスチャン・ベッテルとなった。

 オーバーステアに苦しんだジェンソン・バトンはチームメイトに続く9番手。ロータスのパストール・マルドナドはセッション開始直後にピットレーンでストップするトラブルもあり15番手に終わった。
 38周を重ねたケータハムの小林可夢偉は1分20秒244でチームメイトの前20番手につけたが、パーツの破損に加えてブレーキングの不安定さも随所で目立った。

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