7日、ルノーF1チームは、ロバート・クビカと2012年末までのドライバー契約延長で両者が合意したことを明らかにした。
今季ルノーに加入したクビカは、シーズン序盤の第2戦オーストラリアと第6戦モナコで表彰台を獲得するなど、予想を上回る活躍を見せてチームを牽引。それに伴いクビカには、フェラーリやメルセデスといったチームへの移籍話もウワサにのぼったが、今回クビカは2012年までルノーに残ることを決めた。
「非常に居心地のいいチームだから(残留を)決めるのは容易なことだった」とクビカは語っている。「僕にとって重要なのは優秀なスタッフのもと、チームが同じ方向に進んでいくことで、それは僕がルノーに加入したときから目指していたものだ」
「来年はさらに大きなルール変更も待ち構えているので、もっともっと前進していくつもりだ。このチャレンジを本当に楽しみにしている」
チーム代表のエリック・ブーリエもクビカとの契約延長を手放しで喜んでいる。
「ロバートが今後2年もチームに残ってくれることになり、我々も非常に喜んでいる。チームへの彼の忠誠に感謝したい」
「ここ最近、彼に関する(移籍の)ウワサが多く聞かれたが、それらは彼の今シーズンの活躍を表しているものだといえる。彼が複数年の契約に同意してくれたことに満足している。我々は、今後2年のうちにタイトル候補として名乗りをあげるつもりだ」