ルノーF1チームの共同オーナー、ジェラール・ロペスは、ロバート・クビカの代役としてチームに加入したニック・ハイドフェルドに対して感謝と失望の両方の気持ちを感じていると述べた。
ロペスはToileF1に対して次のようにコメントしたとYallaF1.comが伝えた。
「この数週間、ニックに対して批判がなされているが、彼に対しては複雑な思いを持っている。彼がシーズン序盤に計り知れないほど貴重な貢献をしてくれたことを我々は認めるべきだ。彼は新たなエキゾーストシステムに関連するマシン開発のサポートをしてくれた。このシステムを理解するのは簡単なことではなかったが、彼が助けてくれたおかげでマシン開発の方向性が明らかになったのだ。リザルトについては、彼がもっといい結果を出してくれることを期待していたため、失望しているのは事実だ」
ハイドフェルドはチームをリードする役割を果たすことを期待されていたが、11戦を経て、経験の浅いチームメイト、ビタリー・ペトロフを2ポイント上まわるにとどまっている。
ペトロフはルーキーシーズンの昨年は苦戦したものの、今季は早々に表彰台を獲得、いいパフォーマンスを見せている。
「去年と今季前半を比べて、彼の今の素晴らしいパフォーマンスに皆驚いている。だが我々にとっては全く意外なことではない。最初からビタリーのポテンシャルを信じていたからだ。我々が正しかったことを、ようやく皆が理解し始めた」とロペスは語っている。