ルノーは、2011年のドライバー候補として、セバスチャン・ブエミの起用を検討していることを明らかにした。一方、レッドブル陣営にはブエミを手放す気はないようだ。
ブエミは今季末でトロロッソとの契約が切れる。一貫してチームメイトのハイミ・アルグエルスアリよりいいパフォーマンスを見せているブエミに、他チームから関心が集まっている。その中のひとつがルノーで、ルーキーのビタリー・ペトロフの代わりにブエミをロバート・クビカのチームメイトにすることを考えているという。
「セバスチャンは我々の2011年におけるドライバー候補リストに載っている」とチームプリンシパルのエリック・ブーリエはスイスのル・マタン紙に対して認めた。
「彼はリストの中の特別な位置にいる。彼のことはよく知っているし、人間としてもとても好きなのだ」
しかしレッドブル陣営にはブエミを手放す気はないようで、2012年にレッドブル・レーシングに昇格させる可能性があるという魅力的な話を彼にちらつかせている。
「モントリオールの彼のレースは完璧だった。期待したとおりのパフォーマンスを見せてくれた」とレッドブルのモータースポーツアドバイザー、ヘルムート・マルコは述べている。
「この調子でいくなら、彼を2012年にレッドブルチームで走らせるかもしれない」