ルノーのマネジングディレクター、シリル・アビテブールは、今シーズン中に許される開発トークンの使用を遅らせて2016年の開発に役立てるという戦略を採るかもしれないと示唆した。

 レギュレーションでF1エンジンマニュファクチャラーが変更を行える範囲はトークン(開発点数)システムによって制限される。今年変更できるのは全66トークン中32トークン(48パーセント)であり、2015年はシーズン中のアップデートを行うこともFIAは許可した。

 つまりチームはシーズン前に許されたトークンすべてを使い切る必要はなく、いくつかトークンを残してシーズン中のアップデートに当てることができる。しかしルノーは残ったトークンを入れるのをシーズン終盤まで遅らせ、2016年に向けたパフォーマンス向上に役立てるという戦略も考えている。

「序盤数戦あるいは来シーズンのことだけでなく、その後のシーズンのことも考慮に入れることができる」とアビテブール。

「今のトークンの配分において金銭的価値を最大限に活用する必要がある」
「この決断、つまり2015年シーズン中の開発方策を活用する上で、戦略的な考え方をすることもできる」

 ルノーは2015年に向けて十分な改善を行ったため、短期的なパフォーマンスを損なうことなく2016年のためにトークンを使用することもできると示唆している。

「慎重に考える必要がある」とアビテブールは言う。
「シーズン中のエンジン開発に関する選択肢を慎重に検討し、2015年だけでなく2016年にも目を向けて正しい行動をとるために、十分にパフォーマンスを向上させたと信じているし、そう願っている」

「さまざまな選択肢がある。今年のエンジンを開発し、来年のエンジン調整を進めるためにうまくリソースを活用する方法を見つけなければならない」

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