フェルナンド・アロンソが2010年にはフェラーリに行くとのウワサを、ルノーとアロンソ自身が共に否定した。
ドイツGPの週末、ニュルブルクリンクのパドックでは、アロンソが来年フェラーリに移籍するとの推測で持ちきりだったが、ルノー社のチーフエグゼクティブ、カルロス・ゴーンはそれを否定した。
「私の考えを述べれば、彼は来年もルノーで走る」とゴーンは、ドイツGPの金曜にラジオ局ヨーロッパ1に対してコメントした。
「もちろん同じ質問を彼にも投げかける必要はあるが、私にとってはフェルナンドは(来年も)ルノーのドライバーだ」
スペインのマルカおよびAS紙、さらにイタリアのさまざまなメディアが、2010年にはアロンソがフェラーリに移籍し、その代わりにチームを去るのはキミ・ライコネンになるだろうと報道した。しかしライコネンは来季末までの契約を有しており、フェラーリもラインナップに変更はないと主張している。
アロンソとの契約発表は9月のモンツァで行われるだろうとの推測が持ち上がっている中、当のアロンソも、この報道を否定している。
「ただのウワサにすぎないよ。この4年か5年の間ずっとこういう状態だ」とアロンソ。
「まだシーズンの中間点に過ぎない。まだ7月初めだよ。通常は、誰かと交渉するタイミングは夏が過ぎてからだ。僕はルノーにいてすごくハッピーだ。シーズン後半はもっとずっと調子も上がるだろうと思っているしね。いろいろな可能性はあるけれど、今のところは(契約を)急いではいないよ」