第80回目ル・マン24時間耐久レースは16日15時、決勝レースのスタートが切られ、開始1時間でアウディR18 e-トロン・クワトロがトップ2を占めることに。トヨタTS030ハイブリッドの7号車・8号車が続いている。

 迎えた第80回目のスタートでは、1号車アウディR18 e-トロン・クワトロがリードを守り、3号車R18ウルトラが続いていくが、3番手スタートの8号車トヨタTS030ハイブリッドはダンロップブリッジを過ぎ2号車アウディR18 e-トロン・クワトロにかわされることに。序盤はアウディ勢がトップ3を占め、トヨタ2台が追走。やや離れてアウディ4号車と続く展開となる。

 その後方では、レベリオン・レーシングのローラ・トヨタが2台接近して走行。また、22号車HPD ARX-03a、17号車童夢S102.5、OAKペスカローロ15号車が9番手を争う接近戦を展開する。8号車、7号車の順序で序盤走行していたトヨタ勢は、開始18分というところで7号車が先行。8号車を引き離していく展開となった。

 1回目のルーティンストップは、トヨタ勢が開始32分で実施。7号車、8号車と同時に入り、その翌周にはアウディR18 e-トロン・ウルトラが実施。アウディ、トヨタ勢で最もピットインを引っ張ったのは、ロイック・デュバル駆る3号車アウディR18ウルトラとなった。

 しかし、アウディR18ウルトラ勢は、3号車がパンクチャーに見舞われたか、翌周ふたたびピットへ。タイヤ交換を実施している。また、4号車R18ウルトラは開始32分でガレージに入れられてしまい、3分後にピットアウト。しかし9番手にポジションを落としている。

 LMP1クラスは開始1時間時点で、1号車、2号車のアウディR18 e-トロン・クワトロがトップ2を占め、7号車、8号車のトヨタ勢が3〜4番手に続いている。3号車アウディが5番手だ。

 LMP1クラスはトラブルが発生するマシンが多く、16号車ペスカローロ、21号車HPD ARX-03aはピットスタートに。16号車、21号車ともピットから出たものの、16号車はすぐにピットへ。開始1時間を過ぎた時点で作業は行われておらず、このままリタイアの可能性が高い。

 また、ペスカローロ・チームのもう1台、童夢S102.5も開始30分でガレージに入れられてしまい、シャフトブーツの破損を修繕。総合53番手までポジションを落としている。その他の日本勢では、井原慶子の29号車ローラ・ニッサンが開始1時間すぎにクラッシュ。ピットへ戻されようとしているが、かなり大きなダメージを負っている。

 LM-GTEプロクラスは、97号車アストンマーチン・バンテージV8と74号車シボレー・コルベットが熾烈な先頭争いを展開。71号車フェラーリが3番手に続いている。

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