F1第15戦日本グランプリは11日、フリー走行2回目(FP2)が行われ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。2番手には僚友のマーク・ウエーバーが続き、レッドブルがワン・ツーで初日を終えている。

 前日から続く好天に恵まれた鈴鹿サーキットは、初日午後のセッションも晴れ渡った青空のもとで展開。気温29度、路面温度は41度というコンディションの中、14時から90分の走行が行われた。

 午前中のFP1ではヘイキ・コバライネンにマシンを託したシャルル・ピックはこのセッションから走行を開始。一方、FP1でクラッシュを喫しマシンの左フロント部分に大きなダメージを負ったジュール・ビアンキは、マシンの修復が間に合わないとしてFP2での走行を見送っている。

 セッションでは、開始10分を過ぎる頃には多くのマシンがハードタイヤでタイムを計測。上位勢もそれぞれアタックを行っていくが、序盤から好タイムをマークしていったのは、鈴鹿でのチャンピオン獲得の可能性もあるベッテル。FP1をワン・ツーで終えたメルセデス勢が一時首位を奪うも、ベッテルはすぐにタイムを更新し、首位をキープしたままミディアムタイヤでの走行へと移っていった。

 ミディアムタイヤが投入されはじめたのは、開始後30分というタイミング。ただ、ベッテルはここでも速さを発揮し、ただひとり1分33秒台に入れる1分33秒852をマーク。2番手には僚友のウエーバーが続いていく形となった。
 メルセデスやロータス勢もレッドブルには及ばず、その後は各チームともロングランのプログラムへ移行していったためタイムシートに大きな変動はないままチェッカーとなった。

 その結果、ベッテル、ウエーバーのレッドブル勢が上位2位を独占。午前中はレッドブルの前につけたメルセデス勢は、ニコ・ロズベルグが3番手、ルイス・ハミルトンはロータスの2台に先行される形となり6番手となっている。また、フェラーリのフェルナンド・アロンソは10番手で初日を終えた。

 このセッションでも、姿勢を乱すマシンやコースオフするマシンが多く見られ、2台のマシンがクラッシュ。FP1ではタイヤ脱輪のトラブルに見舞われたパストール・マルドナドがセッション序盤にデグナーふたつめの出口でクラッシュしたほか、その直後にはセルジオ・ペレスがスプーン進入でクラッシュを喫した。
 加えて、4番手のタイムを記録したキミ・ライコネンも、残り35分を切ったところでダンロップでコースオフ。グラベルにつかまりマシンを降りている。

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