レッドブルは、FIAの指示を受け、今季採用していたノーズカメラの新しいデザインを変更しなければならなくなった。
レッドブルは今季マシンRB10において、ノーズへの搭載を義務付けられているカメラを従来のようにマシンの外側に設置するのではなく内側に埋め込む形を採った。
F1テクニカルレギュレーションの文言では、カメラを設置すべきエリアは定められているものの、マシン外側に設置しなければならないとは明確に記されていない。
そのため、レッドブルはカメラを埋め込むデザインを採用した。それによって多少空力上のメリットが得られるものと考えられている。
しかしこのカメラが撮影する映像は満足できるものではないとFOMが不満を示していると報じられていた。
レッドブルは、開口部を広げるなど多少の変更は求められたものの、第5戦まではこのデザインを使用することが許されてきた。しかし今週末のモナコGPを前に、FIAはレッドブルのカメラは規則に適合していないとの考えを示し、従来の設置方法に戻すよう指示した。
FIAは、テクニカルレギュレーションに添えられた図がカメラを外側に設置すべきことを示しているため、規則は外側に設置するよう定めていると解釈すると説明している。