F1第16戦韓国GPの公式予選は、マクラーレンのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークし、今シーズン初のポールポジションを獲得した。小林可夢偉(ザウバー)は14番手だった。
韓国GPのポールポジションを決する予選Q3には、レッドブル、マクラーレン、フェラーリ、フォース・インディアの各2台とメルセデスGPのニコ・ロズベルグ、ロータス・ルノーGPのビタリー・ペトロフという10台が進出。Q1ではウイリアムズのルーベンス・バリチェロが脱落し、Q2でも可夢偉、ミハエル・シューマッハーらがQ3進出を逃した。
注目のQ3では、フリー走行からレッドブルを上回る速さを見せたマクラーレン勢が最初のアタックからリードを奪い、Q1、Q2でトップタイムをマークしたハミルトンが最後のアタックでもベストタイムを更新する1分35秒820の最速タイムをマークした。
一方、開幕からの連続ポール記録がかかっていたレッドブル勢は、セバスチャン・ベッテルが最後に意地をみせたものの、ハミルトンにはコンマ2秒届かず、マーク・ウエーバーも4番手に終わった。
マクラーレンはジェンソン・バトンも3番手につけ、フロントロウ独占はならなかったものの、チームとハミルトンは2010年のカナダGP以来となる今季初のポール。通算ではハミルトンが19回目、参戦700戦目のマクラーレンにとっては147回目のポールポジションとなった。
フェラーリ勢はフェリペ・マッサが2戦連続でフェルナンド・アロンソを上回り5番手を獲得。ロータス・ルノーGPのペトロフは8番手タイムをマークしたが、フォース・インディア2台はノータイムでセッションを終え、9番手ポール・ディ・レスタ、10番手にエイドリアン・スーティルとなっている。