[特集]愛すべきティレル
Tribute to Tyrrell

今号のレーシングオンは、青一色のティレル特集。今は亡き懐かしのF1チーム特集第2弾です。非メーカー系チームとして活躍した伝統あるチームのなか で、ロータスもティレルもブラバムも時代の流れのなかで消滅してしまいましたが、生い立ちから消滅までを紹介します。

アンクル・ケンと若き日のジャッキーの出会いは、その後長きに渡る両者の良好な関係と、チームの色を決定づけました。その後ティレルに在籍した歴代のドライバーたちが口を揃えて「ティレルでキャリアを終えるつもりはなかったが、とても家庭的ないいチームだった」と言うのです。

F1チームとして見た場合、ティレルのピークは間違いなく登場直後の70年代前半です。その後チームは徐々に下降したと見られていますが、実は何も変わらなかったというのが本当のところではないでしょうか?時の流れよりも早く進化を繰り返し、時代とともに予算が高騰し続けたF1界にあって、進化しなかったチーム。でも人間らしさも失わなかった。それがティレルであり、時代に取り残されてしまった原因。そしてまた、チームの良さと言えるのではないでしょうか? 彼らのコメントを聞いているうちにそんなふうに勝手に結論づけてしまいました。

今回は特集部分のボリュームアップで特集がなんと80ページ以上。皆さんティレルにどっぷりと浸かって下さい。読み終えた頃には「今のF1にもケンおじさんみたいな人が必要だよね」となること請け合いです。

【特集の主な内容】
○写真で振り返るティレルのいた季節 Tyrrell's Seasons
○The Launch of Tyrrell チャンピオンチームの生い立ち
○いきなりやってきた黄金時代 Tyrrell Early Days
○創成期の立役者
 [インタビュー]J.スチュワート/F.セベール物語「約束された未来」
○マシンギャラリー 伝説の6ホイーラー“ティレルP34”
○歴代マシン総覧
○90年代に訪れたティレルと日本の蜜月
 中嶋悟/片山右京/高木虎之介
○ティレルのドライバーに見る共通性
 J.アレジ インタビュー
○Adventures of Uncle Ken
1)数字で暴くティレル
2)ティレル最後のWタイトル
3)水バラストタンク事件の真相

特集以外もレーシングオンならではの視点の企画がいっぱいです
○R'ON STAGE 2009 F1 “Climax”「頂点へ──」 by Paul-Henri Cahier
○SNAP VOICE 大島裕志/ジャンカルロ・フィジケラ/鈴木亜久里
○詳報 ブリヂストン インディジャパン300マイル
○RON TECHNICAL CHECK 進化を早めるSWIFTスプリング
○R'Nostalgic scenes モンテレーへようこそ
○once upon a wheel 時代の疾走者 ピート・ブロック
○レーシングオン×MS-models などなど

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