2014年F1シンガポールGPの日曜決勝で、メルセデスのニコ・ロズベルグはリタイアを喫した。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 決勝=リタイア
レース前にガレージにいた時点からステアリングホイールの問題が出ていた。グリッドから動き出せなかった時は本当に辛かった。ニュートラルの状態から抜け出せなかったんだ。
ピットレーンからスタートした後、僕にできたのはギヤを変えることだけだった。ステアリングホイールの機能が作動せず、ハイブリッドパワーもDRSも利用できなかった。おかしなことにギヤパドルは使えたけれど、一度に2速シフトアップし、4速と6速が使えなかった。ブレーキバランスがおかしかったが変更できなかったので、最適なブレーキングができなかった。
無線のようにシステムも復帰し、状況が変わることを期待していた。でも再度ステアリングホイールを交換した後、リタイアすることを決めた。
僕にとっては今年一番きつい一日だった。
少なくともチームにとってはルイス(・ハミルトン)が優勝できたのはいいことだったけどね。
チームに再び信頼性のトラブルが起きた。何が起きたのか分析し、いろいろなことをすべてベストの状態に整える必要がある。今年の僕らの課題は信頼性だからね。