マクラーレンの元チームプリンシパル、ロン・デニスが、F1にかかわる業務から完全に身を引く決断をしたようだ。
今季開幕前の3月1日にチームプリンシパルのポジションをマーティン・ウィットマーシュに引き継いだものの、その後もデニスはチーム運営にかかわる立場に身を置いていた。しかし今後はマクラーレン・グループ会長として、マクラーレンの自動車部門の業務に集中するものと見られている。発表は、16日に行われるもよう。
マクラーレンは、オーストラリアGPの偽証スキャンダルに関し、4月29日に行われる世界モータースポーツ評議会のヒアリングに召喚されている。チームに偽証するよう強要されたとしているルイス・ハミルトンと父親でマネージャーのアンソニーは、チームによって現在の立場に追い込まれたことに激怒しているといわれ、ハミルトンは一時は引退も口にしたという。
デニスはFIA会長マックス・モズレーと犬猿の仲であることで知られており、チームを厳罰から守るという意図を持って、自らがF1から引退するのではと推測されている。
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ロン・デニス、F1から完全引退へ
