ロータスのスポークスマンは、FIAが発表したエントリーリストに記載された内容に誤りはないと認めた。エントリーリストにおいて、ロータスの名称は「チーム・ロータス」、ドライバーは今季同様ヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネンと記されている。
ロータスは来季のふたりのレースドライバーを正式には発表していない。また、「チーム・ロータス」という名称を使用することは明らかにしたものの、その後グループ・ロータスとの間で名称の使用権をめぐる争いが起こったため、チームはこの名称を使用できない見込みであると予想されていた。グループ・ロータスはルノーと提携してF1に関与するつもりであると報じられているが、今回発表されたエントリーリストでは、ルノーの名称は「ルノーF1チーム」と記されていた。
ロータス・レーシングのスポークスマンがFIAの発表は正しいと認めたと、Motorsport.comが報じている。
一方でチームプリンシパルのトニー・フェルナンデスは、1日、「チーム・ロータス」の名称について、「これから多くの戦いに臨むことになるだろうが、ヒンガム(チーム本拠地)はわくわくしている」とツイートしている。
チーフテクニカルオフィサーのマイク・ガスコインは、チームの名称とドライバーについて「チームにとって素晴らしいニュースだ」と述べたという。
テレグラフのF1担当記者であるトム・ケリーは、エントリーリストに「チーム・ロータス」と記されていたのは、バーニー・エクレストンの意向であると述べている。また、マレーシア政府がグループ・ロータスのCEOとフェルナンデスに名称に関する論争を終わらせるよう求めたが、まだこの問題に片がつくには時間がかかるだろうと、彼は述べている。