FIAは30日、2011年の暫定エントリーリストを明らかにした。
今回発表されたリストによれば、2名のドライバーが記載されたのは今季上位につけた4チームと小林可夢偉の所属するザウバー、そしてロータスという合わせて6チームだ。
可夢偉は来季のカーナンバーが『16』へと変わり、チーム名からは「BMW」が外れて単に“ザウバーF1チーム”へと変更。ウワサに挙がっていたメキシコのテルメックスはタイトルスポンサーとしては記載されなかった。
チームの名称問題が争われているロータスは、今のところ希望していた“チーム・ロータス”として受理されたが、この争いはまだ決着しておらず、今後変更になる可能性が残っている。ドライバーは引き続きヤルノ・トゥルーリとヘイキ・コバライネンがドライブすることが決まったようで、後は正式発表を待つだけとなった。
ルノーとウイリアムズはセカンドドライバーのみが未定だ。しかし、候補についてはひとりに絞られたというのが大方の予想で、キミ・ライコネンの復帰先とも報じられたルノーはビタリー・ペトロフが残留、ウイリアムズは今季のGP2チャンピオンであるパストール・マルドナドが大口のスポンサーと共にチームに加入するものと見られている。
ダニエル・リチャルドをリザーブドライバーに指名したことでセバスチャン・ブエミとハイミ・アルグエルスアリの残留が決定的と思われていたトロロッソは、意外にも両シートが未定のまま。フォース・インディアはレギュラーのふたりとリザーブのポール・ディ・レスタ、ウイリアムズを放出されたニコ・ヒュルケンベルグという4人が候補だ。また、残るHRTと“マルシャ・ヴァージン”の2チームは、こちらも両ドライバーともが未定のまま現状のエントリーを済ませた。
レッドブルのセバスチャン・ベッテルは、ディフェンディングチャンピオンの証、カーナンバー『1』を背負うほか、フェラーリはフェルナンド・アロンソが来季は若い番号の『5』をつける。