昨年のパリモーターショーで、シトロエンが示唆していた2014年からのWTCC参戦が正式に決定した。ドライバーラインアップすべての名前は明かされていないが、筆頭ドライバーとしてセバスチャン・ローブの投入を発表している。

 シトロエンは、6月25日にリリースを発行し、これまでクロスカントリーラリー、WRCと公道ベースのモータースポーツでシリーズを制した次のステップとして、WTCCを選んだと語った。

「WTCCは、シトロエンには欠かせない様々な側面の基に成り立っています」と語るのはシトロエンのCEO、フレデリック・バンゼ。「大規模なメディア露出、コスト削減に配慮した規定、そして世界を網羅するカレンダー構成です。我々がこの選手権に参入することは、我々のCréative Technologieを発揮する機会となるだけでなく、中国、ロシア、南アフリカといった発展市場において我がブランドを成長させることにもつながります」

 一方、噂されているWRC撤退については一蹴。シトロエン・レーシングのチーム代表、イブ・マトンは「もちろん、これまで通りラリー活動も継続し、2013年に最高のリザルトを収めるために、必死の努力を続けていきます。アブダビとのパートナーシップは今後さらに強化されることになっており、このことにより、我々は新しいシステム、新しい目標の下に、WRCへの関わりを続けていけるようになります」と、WRC活動の継続を強調した。

 シトロエン・レーシングは2014年のWTCCに開幕から全戦への参戦を表明しており、その筆頭ドライバーとして、噂通りセバスチャン・ローブの名前を挙げた。今週末にはパイクスピークという未知への挑戦を控えているローブだが、「このプロジェクトが確定したことを心から喜んでいる。マシンに乗ってサーキットのコースに出て、テストを始めることが待ち切れない。自分にとって切り替えの年となるこの一年は、様々な経験に挑戦し、サーキットでのドライビングスキル向上に努めている。すぐに勝利が得られるとは思っていないが、いつか必ず勝ってみたいという気持ちでいっぱい」と意欲を表している。

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