ヴァージンのフォーミュラEプロジェクトを率いるアレックス・タイは、シリーズ初年度のドライバーにF1ドライバーを起用したいとの考えを明らかにした。
今月5日、ヴァージン・レーシングは2014年からスタートする電動フォーミュラカーによる新たな世界選手権、フォーミュラEに9番目のチームとしてエントリーしたことを発表した。
2011年までF1に参戦していた彼らは、ヴァージン・グループのボスであるリチャード・ブランソンからの支援も受けることになっているが、シリーズ参戦を既存のチームが担うのかは定かではない。しかし、代表に就任したアレックス・タイは、現在および過去にF1を戦った経験のあるドライバーやエンジニアリングスタッフを雇いたいと考えている。
「我々は、F1を見続けている」とタイ。
「現役のF1ドライバーや元F1ドライバー、GP2の上位ドライバーなどと交渉している」
「我々はベストなドライバーを望んでいるし、F1経験のある人々に声をかけている」
タイは、新しいフォーミュラEのマシンがドライバーとエンジニアたちにとってチャレンジングなものになると確信している。そおのため彼は、早期にテクニカルスタッフとドライバーラインナップを決定することが重要だと考えている。
フォーミュラEのマシンは、元ヴァージンF1のドライバーを務めたルーカス・ディ・グラッシの手により開発作業が進められており、今後は、ジョーダンやBAR、スーパーアグリでF1を戦った現インディカー・ドライバーの佐藤琢磨も開発ドライバーとして作業にあたることになっている。