ホンダは7日、東京・青山で2014年のモータースポーツ活動計画発表会を開催し、今季もGT300クラスにホンダCR-Z GTで参戦する2台をサポートすると発表した。
2012年のもてぎからGT300クラスにデビューしたCR-Z GTは、JAF-GT規定で製作されたシャシーに、ザイテックと共同で開発した“レーシングハイブリッド”を搭載。初年度から速さをみせ、2013年は武藤英紀/中山友貴組MUGEN CR-Z GTがチャンピオンを獲得した。
今季、ディフェンディングチャンピオンであるTEAM無限と、昨シーズンからCR-ZにスイッチしたARTA ProjectはCR-Zを継続使用することを決定。なお、昨年王者の無限はGT300のチャンピオンナンバーである0を使用する。
注目はドライバーだ。TEAM無限は武藤がGT500クラスに移籍した一方で、昨年までF3で戦っていた野尻智紀がGT参戦を果たすことになった。野尻はすでに昨年からARTAで第3ドライバーの経験があるが、今季フル参戦を果たすことになった。
また、長年GT500クラスで活躍してきた道上龍が無限にエグゼクティブアドバイザーとして加入、若手ドライバーに対するアドバイザーを務めることになった。道上は1995年からJGTC全日本GT選手権に参戦してきたが、今季はスーパーGTに参戦しないことになる。
一方、2013年に2勝を飾ったARTAは高木真一と小林崇志のコンビに。昨年同様の体制でシーズンに臨む。