ウイリアムズのテクニカルディレクター、サム・マイケルは、実際のレースにおいて大きな効果を発揮するだろう革新的なアイデアを採用しているチームは4チームあり、そのうちのひとつはウイリアムズだと述べた。
「ウイリアムズのギヤボックス、レッドブルのエキゾーストシステムとディフューザーへの吹きつけ方法、ルノーのエキゾーストシステムとディフューザーのフロントへの吹きつけ方法、トロロッソのダブルフロアがある。この4つが目立っている」マイケル。
「いいマシンを作った人たちはいる。彼らはさまざまなことを試し、手を加え、違うことをやってきているが、それらは大きな差を生まない。今挙げた4つのものは、今シーズンの中で差をつけていくだろう」
ギヤボックスの開発には時間がかかるため、ウイリアムズは昨年の初めからこれに取り組み、極端に小さく低いギヤボックスをFW33に採用した。これを他のチームが今季中にコピーするのは難しいだろうとマイケルは言う。
「レッドブルのエキゾーストが一番コピーしやすい」
「トロロッソのダブルフロアとルノーのエキゾーストはボディワークであり、取り入れるのに2カ月ほどかかるだろうが、それでもシーズン中に導入することは可能だ。だがギヤボックスは全く話が別で、難しい問題だ」
マイケルは、これまでのテストでギヤボックスにはトラブルが発生しておらず、信頼性は高いと自信を見せている。