日本人ドライバーの佐藤公哉が、2014年のGP2シリーズにカンポス・レーシングから参戦することを正式に発表した。

 24歳の佐藤は、昨年ヨーロッパのフォーミュラ・シリーズのひとつ、AUTO GPで最終戦までタイトル争いを繰り広げる活躍を見せ、7月にはザウバーF1チームから若手ドライバーテストに参加。さらに10月のF1日本グランプリでは同チームのリザーブドライバーも務めている。

 今シーズンもヨーロッパを舞台にさらなるステップアップを望んでいた佐藤は16日、F1の登竜門カテゴリーとして知られるGP2シリーズにフル参戦することを正式に発表した。

 佐藤が所属するのは、今年からGP2に復帰を遂げるスペインのカンポス・レーシングだ。元F1ドライバーのエイドリアン・カンポスを代表にGP2に参戦していたカンポスだが、チームタイトルを獲得した2008年に一旦その株式を売却。その後はバルワ・アダックスとして活動し、今シーズンから再びチームを引き継ぐかたちで参戦することになった。
 またエイドリアン・カンポスは、2010年から自身のチーム名でF1参入の権利も手にしていたが、十分な資金を集めらずに代表を辞任。チームはその後、ヒスパニア・レーシング(HRT)としてF1に新規参戦を果たした経緯を持つ。

「カンポス・レーシングに加入し、今シーズン彼らとGP2選手権に参戦することになり、とてもうれしい」と佐藤。
「昨年のAUTO GPで(ランキング)2位を獲得した僕にとって、GP2は論理的にも常に次なるステップだと考えていた。カンポスのようなトップチームと契約することができ、非常にうれしく思っている」

 2014年のGP2には、すでに伊沢拓也がARTグランプリから参戦することを決めており、今シーズンはF1の登竜門カテゴリーでふたりの日本人ドライバーの戦いを見ることができる。
 そのGP2は、3月11日にアブダビで行われるテストで本格的に幕を開ける。

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