3月に開幕した今年のF1も第11戦ハンガリーGPで前半戦を終え、恒例のサマーブレイクに突入しました。とは言え、あと2週間もすればベルギーGPの週末となるわけですが、今後より一層熱を帯びるであろう後半戦を前に一度これまでの11戦を振り返り、後半戦を占う意味も含め各ドライバーの成績をさまざまな角度からおさらいしておきましょう。題して「前半戦なんでもランキング」。第1回目は基本中の基本、全ドライバーの出走回数と年齢です。

 まずは出走回数。第9戦イギリスでは今年ウイリアムズで心機一転のフェリペ・マッサが記念の200戦目を0周リタイアで終えてしまうということもありましたが、その他のベテラン勢に目を向ければ、2000年にデビューしたジェンソン・バトンが今年のバーレーンで250戦の大台に到達しました。ハンガリー終了時点で258戦を消化したバトンは、252戦のヤルノ・トゥルーリ、さらにリカルド・パトレーゼの256戦を抜いて歴代3位に浮上。一部では来シーズンの契約を不安視する報道もありますが、ぜひ来年もこの素晴らしい記録を伸ばしていってほしいところです。

 2位のフェルナンド・アロンソと3位のキミ・ライコネンは同じ2001年のデビューですが、ライコネンは一度WRCに寄り道した関係で200戦を越えたところ。それでも最終戦ではゲルハルト・ベルガーを抜いて歴代10位となる予定です。こちらも2015年末での引退、などという報道もありましたが、バトンとともにまだまだ走っていて欲しいドライバーです。

 次はドライバーの年齢。先ほどの出走回数でまだまだ走り続けて欲しいと言ったライコネンですが、昨シーズン限りでマーク・ウエーバーが引退してしまったため、現役ドライバーでは最年長となっています。今年10月には35歳になるライコネン、現状のフェラーリのパフォーマンスを考えれば引退が頭をよぎるのも自然な流れかもしれません。
 もちろん世代交代の波も着実に押し寄せています。第8戦オーストリアから3戦連続で表彰台を獲得するなど今シーズン飛躍的な成長を遂げているウイリアムズのバルテッリ・ボッタスは次代のフライングフィンを受け継ぐドライバー。他にも、レッドブルで才能を開花させたダニエル・リカルド、若干19歳の若さでF1にデビューしたトロロッソのダニール・クビアトもさらなる活躍が期待できるドライバーです。

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