バーレーンでシーズン前最後のF1合同テストがスタート、初日の27日に小林可夢偉がケータハムCT05の走行を行った。
可夢偉は、午前中はマシンの電気系トラブルに見舞われてコース上でマシンを止め、赤旗を出すこととなった。午後にはルノーのパワーユニットのソフトウエアにトラブルが連発、ピットレーン出口で止まり、メカニックにガレージに押し戻されるシーンも見られた。
可夢偉は最終的に19周の走行にとどまり、1分42秒285で、周回数でもタイムでもこの日の最下位となった。
「開幕前最後のテストの初日を19周という走行距離で終えるのは、望んでいた展開ではなかったですが、とにかくチームはトラブルが起こる度に懸命に直してくれました」と可夢偉。
「午前中はエンジンとは関係がない電装系のトラブルでクルマをコース上に停めました。トラブル自体はそこまで大きなものではなかったのですが、クルマから煙が出たので、修復や掃除などを行い、お昼休み前にはクルマの準備を終えていました」
「昼休み後、真っ先にコースインしましたが、その後パワーユニットのソフトウエアに次々とトラブルが起きてしまい、予定していたよりも早く一日を切り上げることになりました」
「ただ、ルノーはかならずこの問題を直してくれると思いますし、バーレーンで最初にテストした日のように、土曜日のテストではしっかりと走り込みたいと思います」
「明日担当するマーカス(・エリクソン)も、前回98周を走ったようにテストできることを願っています。とにかくこのバーレーンテストをいいポジションで終えてメルボルンに向かうことができるようにチーム全員が必死に取り組んでいます」