アブダビでピレリタイヤの初のF1合同テストがスタートし、BMWザウバーの小林可夢偉は4番手タイムをマーク、新タイヤはよくできているとの感想を述べた。
19日、可夢偉は午前中33周、午後50周の計83周を走行、午前中のベストタイムは1分41秒466、午後は1分40秒950で、このタイムは13人中4番手だった。
「ピレリのタイヤはよくできていると思う」と可夢偉は述べている。
「今日は新しいタイヤがどう機能するのか、このタイヤでマシンをどう開発していく必要があるのかを探るためのテストをし、今までのタイヤとはどういう形で違っているのかを学んだ。タイヤはとても安定していた。午前中だけはタイヤの磨耗に苦労したが、セッティングを変えたら問題なくなった。とても興味深いテストだった」
テクニカルディレクターのジェイムズ・キーは、タイヤはこの段階ですでにいい状態にあるとして、ピレリを賞賛した。
「非常に有意義な1日だった。ベースラインとなるセッティングはすぐに見つかり、少しの変更で、あっという間にそこそこいいマシンバランスを見つけることができた。予定どおりのプログラムを行い、タイヤを保ち、一貫性を維持するショートランを行い、次にロングランを行った。ピレリタイヤの働きと、さまざまなセッティングに対する反応について多くのことを学んだと思う。ピレリには敬意を表したい。タイヤはすでにいいレベルにあり、今日は非常にポジティブな1日だった」