2010年F1第11戦ドイツGPの日曜決勝で、BMWザウバーの小林可夢偉は11位を獲得、タイヤのグリップが悪くマシンバランスも土曜ほどよくなく、満足いくレースができなかったと語った。ペドロ・デ・ラ・ロサは14位だった。
■BMWザウバーF1チーム
ペドロ・デ・ラ・ロサ 決勝14位
ハードタイヤで走ったレース序盤はとても厳しかった。氷の上を走っているようだった。20周か25周ぐらいするとタイヤの温度が上がり、グリップが出てきて、そこから僕のレースはようやく始まった。その後マシンは軽くなるにつれて1周ごとによくなっていった。でもレース終盤はとても不本意な展開になった。ピットストップを遅くに行い、フレッシュタイヤを履いてポジション争いをしようと思っていた。ニコ・ヒュルケンベルグをパスした後、前にはルーベンス・バリチェロ、そしてカムイがいた。今日のレース全体を通して、バックマーカーの動きは深刻な問題だったと言わざるをえない。終盤、あるバックマーカーがルーベンスにドアを開けた後にすぐに閉じてしまったために、僕は彼に突っ込んでしまった。
小林可夢偉 決勝11位
今日のレースにはあまり満足していない。両コンパウンド共にグリップが悪く、あっという間にデグラデーションが始まった。マシンバランスは今日より予選の方が確実によかった。それでもスタートはうまくきまり、ふたつポジションを上げた。ピットストップでクルーはいい仕事をしてくれたよ。ミハエル・シューマッハーがバックマーカーに引っかかっていたので、彼をオーバーテイクしようとトライしたけれど、ストレートでの戦いになった。でも今の僕らのマシンはストレートはあまり強くないんだ。その後、ビタリー・ペトロフとバトルをしようとしたが、彼のことも抜けなかった。