モナコの予選で大クラッシュを喫し、決勝を欠場したザウバーのセルジオ・ペレスは、もうすっかり元気だがカナダGPに出場するにはFIAのメディカルチェックにパスすることが必要だと述べた。
モナコGPの予選Q3で大クラッシュを喫したペレスは、プリンセス・グレース病院に搬送され、脳震盪と大腿部の打撲を被ったことが明らかにされた。ペレスは二晩入院した後、30日に退院している。
「調子はすごくいいよ」とペレス。
「もちろんモントリオールではレースをしたい。でも最終決定を下すのはFIAのドクターたちなんだ」
「モントリオールに行くのは初めてだし、サーキットはテレビを見て知っているだけだ。本当はマラネロのフェラーリのシミュレーターを使う予定だったけど、(モナコで)事故があったので中止せざるをえなくなった。でも未知のサーキットを走るのは初めてじゃないし、適応するのに苦労したことはない。モナコの決勝はテレビで観戦していたが、すごく辛かった。早くまたマシンに乗りたいよ」
テクニカルディレクターのジェイムズ・キーは、カナダでペレスを走らせることが許可されるのを期待している。
「セルジオと話した時、彼はとても元気そうで、早く仕事に戻りたがっていた。彼をマシンに乗せるのを楽しみにしている」
チームメイトの小林可夢偉は、ペレスとふたりで入賞を果たしたいと語った。
「セルジオがマシンに復帰して、ふたりでポイントを獲れればいいね。それが可能なパフォーマンスが僕らにはあると信じている」
