F1第4戦中国GP決勝は、規定周回数の56周より2周少ない54周チェッカーとなり、最終ラップでオーバーテイクを成功させた小林可夢偉の最終順位は17位ではなく、18位になることが分かった。
レース後にFIAが発行した中国GP決勝の結果には、優勝したルイス・ハミルトン以下の周回数が54と記されている。このプレスリリースには、注釈として、「スポーティング・レギュレーション第43条2項に従い、レース終了は54周になる」と記され、55周の終わりにレース終了の合図、すなわちチェッカーフラッグがレースリーダーに降られたことが説明されている。
スポーティング・レギュレーションの第43条2項には、次のようにある。
「いかなる理由にせよ、先頭車両が予定されていた周回数を消化する前、または規定の時間が経過する前に決勝レース終了の合図が出された場合は、その合図が出される前に先頭車両がラインを最初に横切った時点で決勝レースは終了したものとみなされる」
これは、中国GPのチェッカーフラッグを降る人物が誤って55周終了でハミルトンにチェッカーを示したことが分かっている。
よって、(規定周回の)最終ラップにマルシャのジュール・ビアンキをオーバーテイク、17位でチェッカーを受けたケータハムの小林可夢偉は、54周終了時点の18位になってしまった。