小林可夢偉のザウバー残留は、F1の本場ヨーロッパでも広く支持されているようだ。地元メディアの読者投票アンケートで彼の残留を支持する票が他を圧倒したことが分かった。
可夢偉は、先週の日本GPでF1初の表彰台を獲得し、ザウバーをコンストラクターズ選手権5位(メルセデス)までわずか20ポイント差に押し上げる活躍を見せたが、一転してここ数日は来季の残留についてネガティブなニュースが報じられている。
そんな中、ザウバーの地元スイスのBlick紙は、来季ふたつのシートをめぐって可夢偉が残留争いを繰り広げていると報じ、日本GPの3位表彰台は可夢偉のシートを維持する後押しになったと伝えた。
しかしその一方で、マクラーレンに移籍するセルジオ・ペレスの後任にはニコ・ヒュルケンベルグも有力であるとの見方を示し、他にも可夢偉のライバルとしてエステバン・グティエレスやエイドリアン・スーティル、元トロロッソのセバスチャン・ブエミとハイミ・アルグエルスアリ、さらにはチームの若手テストに参加したファビオ・ライマーまで多くのドライバーを挙げている。
そこで同紙(電子版)は、可夢偉、ヒュルケンベルグ、グティエレス、スーティルの有力ドライバーを取り上げ、4人からなる組合わせで2013年の理想的なラインナップを読者投票で募った。
結果は、わずか一日の投票期間に1万1000以上の票が集まるなか、可夢偉がいずれも上位3組(下記参照)に入り、ファンの間では数字からも可夢偉の残留が“条件”であるとの結果が出ている。ちなみに、この投票は現在も投票することが可能で、現時点(13日3時)の4位も可夢偉とスティールのコンビが5位以下を大きく引き離す結果となっている。
投票結果(2012年10月10日現地10時時点)
1位:可夢偉とヒュルケンベルグ 33.1%
2位:可夢偉とグティエレス 17.3%
3位:可夢偉とミスターX(誰か)
