F1へのエントリーを承認されたジーン・ハースが、シャシー製作に関してダラーラと提携することを考えていると明かした。

 FIAは「2015年あるいは2016年初めから2020年まで競争力あるレベルで参戦するチーム」を募集、複数の候補を検討した結果、11日、ハース・フォーミュラLLCのエントリーを認めたことを発表した。

 ジーン・ハースはNASCARに参戦するスチュワート-ハース・レーシングの共同オーナー。彼は、最初からすべて自力でF1シャシーをデザインし製造するのは難しいとして、ダラーラとの提携を考えていると述べた。

「最初から自分たちだけの力で作ろうとは思っていない。ダラーラと予備的な話し合いを行った。彼らは取り掛かる準備ができている。ダラーラはすべての施設を持っているし、経験豊富だ。そして私が記憶する限り常に彼らはレースに関わってきた」

「9カ月の間にスタッフを雇い、自分たちでシャシーの作り方を学ぶというのは難しい」

 しかし将来は自分たちでシャシーを作りたいとハースは述べている。

「学びたいと思っている。最終的な目標はコンストラクターになることなので、プロセスを学習するために人員を配置したい」

「(最初の)マシンは100パーセント、ハースのフォーミュラカーになるとはいえない。多数の技術をパートナーから提供してもらう」

「しかし学習を積んでいき、最終的にはチーム内でマシンを作る。ヨーロッパの選手権で彼らに勝てると思う」

 エンジンサプライヤーに関してはまだ決めていないものの、チームプリンシパルのギュンター・シュタイナーは、フェラーリとメルセデスの2社とすでに話をしたと認めた。

「テクニカルパートナーについては、今後4週間から6週間のうちに、状況を発表する」とシュタイナーは述べている。

 ハースは、F1デビューを2016年まで遅らせるという選択肢もあるが、今のところ来年の参戦を目指していると述べた。

「2015年は近すぎるが2016年は遠すぎる」とハース。
「難しい決断だが今後数週間のうちに結論が出るだろう」
「簡単なことではないけれど、2015年に参戦すると今は考えており、それを目指す」

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