F1シンガポールGPのオーガナイザーは、金曜日のセッション妨げの原因となった縁石の問題を解決するため、夜を徹して作業すると明らかにした。

 金曜1回目のフリー走行は、セッション開始前にコース上で縁石がルーズになっている箇所が見つかり30分遅れてスタート、最終的には90分から60分に短縮されて行われた。

 また、このセッションの最中には、縁石を止めていたボルトが浮き出る問題も発生し、その上をフェリペ・マッサのマシンが通過、赤旗中断の原因にもなっている。

 これに対しFIAは、オーガナイザーに問題を解決するよう指示し、その結果、ターン3とターン7の縁石が取り除かれ、代わりに路面に塗装が施される処置がなされた。同じくターン14の縁石も撤廃されたが、この箇所は予選および決勝も縁石を取り除いた状態が維持される見込みだ。

 そのほか、ターン10とターン13の縁石についても改修が行われる予定だが、この部分は余りのボルトで再び縁石が固定されることになる。

 FIAはドライバーに対してFP1とFP2のいずれについても、トラック境界線の白線をクロスすることは認められないと通知していた。ただ、これに関しては土曜日のフリー走行の前に何らかの通知があるとみられている。

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