F1第13戦シンガポールGPの予選でQ2敗退を喫し、13番手グリッドに留まったキミ・ライコネンが、金曜日から背中の痛みに見舞われていたことが分かった。

 ライコネンは、金曜日の走行中に背中の痛みを訴えると、土曜日のFP3でも症状が悪化。このセッションではタイムも12番手にとどまっていた。

 チームは、ライコネンが予選に出走できない場合に備えてリザーブドライバーのダビデ・バルセッキの準備も整えていたが、その後ライコネンの症状が緩和。ライコネンは予選に出場し、決勝のグリッドを確保した。

 ライコネンは、フリー走行で症状に見舞われたことにより、予選に向けて十分なセットアップができなかったと語っている。

「今朝はとてもひどかった。最終的に予選を走ることができたのはよかったけど、最高ではないね」とライコネン。
「今朝、僕は本当に努力できたわけではなかった。だから、おそらく僕らがマシンに望んでいることができなかったんだ」
「でも、少なくともグリッドは得られたし、明日何ができるか見てみるよ」

 英AUTOSPORTの調べによると、ライコネンのこの背中の痛みは、彼がザウバーに所属していた2001年に、テストでマニクール・サーキットを走った際に喫したアクシデントによるものだという。当時は大きな怪我は免れたものの、今回の痛みはその後遺症によるもののようだ。

 ライコネンは現在、休養のためすでにホテルへ戻っている。

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