F1第4戦バーレーンGPを終えて、今季2度目の勝利を手にしたセバスチャン・ベッテルがドライバーズランキングでのリードを広げた。コンストラクターズランキングでも、レッドブルがトップをキープした。

 バーレーンGPの決勝では、上位からベッテル、キミ・ライコネン、ロメイン・グロージャン、ポール・ディ・レスタ、ルイス・ハミルトン、セルジオ・ペレス、マーク・ウエーバー、フェルナンド・アロンソ、ニコ・ロズベルグ、ジェンソン・バトンが入賞を果たし、ポイントを獲得した。

 ドライバーズランキングでは、他のドライバーに先駆けて今季2勝目を挙げたベッテルが77Pで引き続き首位に立ち、前戦終了時点ではわずか3Pまで迫られていたライコネンとの差を10Pまで広げた。ただ、ライコネンも2戦連続の2位表彰台と好調を維持しており、もしベッテルに何かあればすぐに取って代われる位置で首位を狙う。

 一方、中国GPで優勝したことで首位争いに返り咲いていたアロンソは、マシントラブルに見舞われてレースを8位でフィニッシュ。後方から決死の追い上げでノーポイントは免れたものの、ランキングでは47Pで4位に後退し、トップのベッテルからは30Pの差をつけられてしまった。

 その中、レース序盤は苦しむも中盤以降に順位を上げて5位でチェッカーを受けたハミルトンが50Pでランキング3位に浮上している。首位争いとは若干離されるも、一貫して上位でフィニッシュを続けていることが奏功してアロンソを捉えた。

 コンストラクターズランキングでも、レッドブルがトップを守っている。中国GP終了時には2位フェラーリに5P差まで詰め寄られていたレッドブルだが、今回のレースでベッテル優勝、ウエーバーもポイントを持ち帰ったことで109Pと2位以下からのリードを再び広げた。

 2位には、ライコネンに加えてグロージャンも速さを発揮してダブル表彰台を獲得したロータスがつけた。得点は93Pとレッドブルとは若干の開きがあるものの、今回のように2台で上位を獲得することができれば首位争いも見えてくる。

 フェラーリは、アロンソだけでなくマッサもタイヤのトラブルで下位に沈んだことで77Pと3位に後退。今回獲得したのは4Pのみと、チームとしてはマレーシアGP以上の取りこぼしとなっている。

 前戦まではポテンシャルを結果に反映しきれていなかったフォース・インディアは、ディ・レスタが表彰台もうかがえる4位を獲得とようやく目に見える結果を残してランキング5位に浮上、マクラーレンを追い抜いた。ただ、今回もスーティルがアクシデントに見舞われているだけに、2台入賞でさらなる追い上げを見せたいところ。

 フォース・インディアに抜かれたマクラーレンも、今回はダブル入賞と悪くない結果を手にした。ただ、チームメイト同士の激しい競り合いの末、ペレスがバトンに追突してフロントウイングの翼端板にダメージを負うなど危うい場面も見られ、チームとしては喜びきれない展開となった。

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