韓国のF1サーキットの建設が遅れており、今年初開催が予定されている韓国GPがキャンセルになるかもしれないとの報道がなされている。ただし韓国GP側はこれを否定している。
ドイツのフォーカス誌は、ヨンアムで現在建設中の新サーキットが今年10月の韓国GPに間に合うように完成するかどうか大いに疑問であると報じた。F1商業権所有者のバーニー・エクレストンは状況の確認のため、ソウルから約400km南方に位置するサーキット建設地に足を運び、近いうちに今季韓国GPを開催するか否かの最終決定を行うということだ。同誌は、コースのデザインを行ったヘルマン・ティルケが「私は初めて、サーキットが予定どおりに完成しないのではないかという懸念を抱いている」と語ったとも伝えている。
韓国GPが今年開催できない場合、2011年にデビューが延期されることも考えられる。
だが一方、この報道を受け、韓国GPのオーガナイザーは、建設作業はむしろ予定より早く進んでおり、何の問題もないとコメントしたとも伝えられている。