ケータハムが来年以降もルノーF1エンジンを引き続き使用すると認めた。一方、ウイリアムズとロータスは他へのスイッチを検討しているとみられている。
ルノーは、F1にV6ターボエンジンが導入される2014年の供給契約に関してまだ正式に発表していないものの、今週末のモナコでプランが決定に近づくものとみられている。
インフィニティと契約しているレッドブルへの供給は確実と思われ、姉妹チームのトロロッソが来年フェラーリからルノーにスイッチすることも決定しているとみられている。
その他の提携チームについては不明だが、現在ルノーエンジンを使用するケータハムのオーナー、トニー・フェルナンデスは、来年もルノーエンジンを使用すると発言した。
「ルノーとは市販車関係のパートナーシップ契約を結んでいる」とフェルナンデスは金曜に述べた。ケータハム・グループはルノーと提携し、スポーツカーを製作するプロジェクトをスタートしたことが昨年発表されている。
「我々のF1カーはロードカーの中で再現される。そのためケータハムにはルノーエンジン、DRS、KERSが使用される」
「我々は長期的なパートナーだ。それはレーシングチームとしてだけでなく、ビジネスにもおよぶものである。カービジネスが重要な要素だ」
ルノーの料金は来年大幅に値上げされる予定で、F1のパワーユニットの中で最も高額になるといわれている。その影響で現在ルノーエンジンを使用するウイリアムズは来年に向けてメルセデスとの契約に近づいているとみられ、ロータスもメルセデスかフェラーリへの変更を検討しているようだ。