F1に1000馬力のエンジンやワイドタイヤを導入するプランが実現に向け一歩前進したことが分かった。

 F1はファン減少に歯止めをかけるため、さまざまな案を検討している。先週行われたF1ストラテジーグループ会合において、来年以降にマシンの速さや外見などに関する変更を行うための提案について詳細が話し合われた。
 その結果、さらなる調査が必要ではあるものの、2016年と2017年にいくつかの変更を導入する方向で合意がなされた。

 その中のひとつは1000馬力のF1エンジンであり、これを大きなデザイン変更をすることなく、燃料流量率と燃料制限を引き上げることで実現することで意見が一致した。これに関しては2017年の実現を目指すということだ。

 一方来年に向けては、ダウンフォースの増加、見栄えのいいデザイン、タイヤのワイド化が検討されている。こういった案を多額のコストをかけることなく実現するための方法に関して調査が行われているということだ。

 各チームのテクニカルディレクターたちが今月行われるワーキンググループでこの提案とそれに伴うコストに関してFIAと共に協議する。3月1日以降は2016年の規則変更に関しては全会一致の合意が必要となるため、多数決で決定できる2月18日のF1コミッションで承認を受けるための取り組みがなされていく見込みだ。

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