23日、世界モータースポーツ評議会の会合がジュネーブで開催され、2011年F1に107%ルールを復活させることが決まった。
来年はさらに新規チームが増え、13チームのエントリーが見込まれる状況の下、Q1で最速のタイムから107%以内の予選タイムをマークできなかったドライバーは決勝に参加できないという規則が設けられることになった。ただし、そのドライバーがフリープラクティスでそれなりのタイムを出している場合には、スチュワードが例外的にレース出場を認めることができる。
「2011年より、予選ベストタイムが、Q1の予選最速タイムの107パーセントを超えたドライバーは、決勝に参加することが許されない」とFIAの声明に記されている。
「しかし、フリープラクティスセッションで適切なタイムをマークしている場合など、例外的な状況においてはスチュワードがそのマシンの決勝スタートを許可することができる。この形で認可されたドライバーが複数いた場合には、グリッド順位はスチュワードにより決定される」
107%ルールは1996年にF1に導入されたが、2003年から1ラップ予選のシステムになったことで廃止された。