セバスチャン・ブエミが2012年にレッドブル・レーシングに昇格し、セバスチャン・ベッテルのチームメイトになるのではと報じられている。
レッドブルとスクーデリア・トロ・ロッソの上層部は、カナダGPでのブエミのパフォーマンスを高く評価し、21歳のブエミを2012年にもレッドブル・レーシングにスイッチさせる計画を考えていると言われている。
ブエミはカナダGPで予選は15位と振るわなかったものの、決勝ではピットストップ戦略により1周レースをリード、ミハエル・シューマッハーをオーバーテイクする場面も経て、8位でフィニッシュした。
カナダGPの前に、レッドブルのモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコは、ブエミがチームメイトのハイミ・アルグエルスアリとの比較においてももっといいところを見せなければ、将来は安泰ではないと示唆した。しかしレース後、マルコはブエミを賞賛しており、スイスのブリック紙は、レッドブルは今後2年のうちにブエミをレッドブル・レーシングに昇格させ、ベッテルのチームメイトにする予定であると報じた。
「これこそ我々が見たいと思っているブエミだ。アグレッシブであり、冷静で、極めて速い。エキゾーストが破損していたにもかかわらずね」とマルコは語っている。
一方、トロロッソのチームプリンシパル、フランツ・トストは次のようにコメントしている。
「ブエミはまだまだこれからよくなる。彼は我々の下では無用のプレッシャーを受けず、我々を信頼して安心していられることを知っている」