2011年APRC開幕戦マレーシアラリーは４月１日夕刻、セレモニアルスタートに続いて、同イベント初となるスーパーSSがSS1として行なわれた。

　アンサナのサービスパークに隣接する2.5kmのショートステージは、ペルタミナ・クスコレーシングとして初のSSとなる。記念すべきオープニングステージで、三菱ランサーエボリューションＸを駆る炭山裕矢（写真上）とリファット・スングカール（写真下）が同タイムでトップに立った。
　続いて0.4秒差でプロトン・サトリアネオS2000を駆るプロトンR3マレーシアのアリスター・マクレー、さらに0.2秒差でチームMRFのガウラブ・ギル（三菱ランサーエボリューションＸ）、チームメイトでディフェンディングチャンピオンの田口勝彦はトップと0.8秒差の５番手からの滑り出しとなった。

　マクレーのチームメイト、クリス・アトキンソンはトップと1.6秒差の６番手。0.7秒差でサウイーストモータースクムホのマーク・ヒギンズ（三菱ランサーエボリューションＸ）が７番手で続き、８番手にはマレーシア選手権枠から参戦のコディ・クロッカー（スバル・インプレッサ）が入った。

　本格的なラリー競技は４月２日から、ジョホールバル北東部にあるコタティンギ周辺を走行する。このデイ1-Bは、イベント最長の32.30kmス テージから始まる３本のSSを2ループした後、ジョホールバルでのスーパーSS・2回目の走行という設定で、計151.56kmのステージを走行する。