バーレーンで2台揃ってブレーキトラブルに見舞われたメルセデスだが、ルイス・ハミルトンにトラブルが起きたのは予想外だったと、チームは認めている。

 メルセデスはバーレーンGPのレース終盤、キミ・ライコネンの脅威にさらされていた2番手走行のニコ・ロズベルグが56周目の1コーナーでブレーキトラブルからコースオフ。さらに、続く最終ラップではハミルトンにもブレーキ・バイ・ワイヤのトラブルが発生した。
 ハミルトンは、最後の1周を慎重に走り切ってそのままトップチェッカーを受けたが、コースオフしたロズベルグはライコネンとバトルすることなく2番手のポジションを奪われ、最終的に3位でチェッカーを受けることになった。

 メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、2台のトラブルについて、次のように語っている。
「同じコーナーで2台がブレーキ・バイ・ワイヤの機能を失ってしまった」とウォルフ。
「最終ラップのハードブレーキングで(ブレーキの)温度が異常に高くなったんだ。それでブレーキ・バイ・ワイヤが従来のシステムに切り替わったので、もはや守る術はなかったよ」

「ニコのマシンにトラブルが起きたのは驚きではなかったが、ルイスのマシンに起きたのは予想外だった」
「バックマーカーを抜いて迫ってくるキミを見て、すこしプッシュしたことが関係したのだろう」

 結果的にはハミルトンが優勝、ロズベルグも3位表彰台と、チームにとってはさほど大事にはならなかったが、ふたりのドライバーはレース終盤に慎重を要したと認めている。

「ルイスを捉えようとしたが、それは不可能だった。ブレーキと格闘していたんだ」とロズベルグ。
「残り2周でブレーキを失い、コースオフしてしまった。だから最後の2周はチェッカーまでマシンを持っていかなければならなかった」

 一方のハミルトンは、ライコネンの追い上げでリードタイムを多少失ったものの、勝利を脅かされるほどではなかったという。

「数台のバックマーカーの背後ですこしブレーキの温度が上がったんだと思う」とハミルトン。
「背後につくとクリーンエアがとれないから、(ブレーキの温度)が上がるんだ」
「でも、それほど大した問題ではなかったよ」

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